清水アスパラサイダー誕生のきっかけ
清水町で生産が盛んなアスパラガス。この食用部分が伸びた後に葉っぱのように残った茎を「擬葉（ぎよう）」というのですが、今までは廃棄物として処分されていました。
しかし、この擬葉部分はルチンなどの栄養価をたくさん含んでいることがわかり、清水産業クラスター研究会で話し合いを行い、その煮汁をサイダーに採用しました。
サイダー販売まで特に苦労したこと
サイダー開発段階では、アスパラの味を壊さないよう配慮し、何度も試飲を行い、最終的に優しい味わいのビートオリゴ糖を使用し甘みにもこだわりました。
また、清水町をどうやってサイダーに盛り込んでいくかということに時間をかけました。
町の鳥であるウグイスや日高山脈、そこから広がる畑など、清水町のイメージをラベルで表現しました。
サイダーが完成して、特に嬉しかったこと
この取り組みに賛同してくださる方々が擬葉の刈り取りなどを手伝ってくれ、多くの皆さまの協力がありました。
サイダーが完成してからは、十勝亭はもとより、清水町内の飲食店や十勝若牛アスパラまつりなどのイベントや、町外の清水町PRイベントにも積極的に取り扱っていただいています。
清水町アスパラの擬葉が役に立ち、わざわざ日勝峠の十勝亭までサイダーを買いに来てくださる方もいらっしゃいました。
これをきっかけに町を知ってもらえる機会ができたことをとても嬉しく感じています。
清水アスパラサイダー、おすすめの飲みかた
たっぷり冷やして、アスパラをイメージして飲んでみてください。味は飲んでからのお楽しみです。
「大切なのはイメージ」。開発者談です。
十勝に来ていただき、十勝地サイダーをぜひ、その土地の風景を見ながら飲んでいただきたいです。
